手術適応について

全身麻酔での対応が難しく,局所麻酔での対応のみとなる方

  1. 重度な睡眠時無呼吸をお持ちで,CPAPを使用中の方
  2. 悪性高熱の既往、家族歴のある方

無呼吸を事前に疑う問診で該当する方は,当院で簡易睡眠検査を受けていただきます.

全身麻酔,局所麻酔ともに難しい方(高度医療機関へご紹介させていただきます、他施設に紹介の上院長が執刀も可能です。その場合は術後は当院でフォローいたします)

  1. 心疾患*1,脳血管疾患,重度の呼吸器疾患,精神疾患,透析導入中の腎不全,インスリンを使用されている糖尿病の方
  2. 血をサラサラにする薬(抗血栓剤)を投与されている方
  3. 喘息発作が頻回*2に起こる方
    (場合により局所麻酔で対応可能な場合があります)
  4. 喘息をお持ちで喫煙されている方 
    (手術前1ヶ月以上の禁煙ができれば対応可能です)
  5. 悪性疾患の治療中である方
  6. 予防接種を直前に受けた方 
    (*生ワクチン 4 週間以内,不活化ワクチン 2 週間以内,コロナワクチン 3 週間以内は不可)
  7. 15歳未満,80歳以上の方
  8. 日本語が堪能でない方
  9. BMI*430以上の重度肥満の方
    (BMI25以上の場合は簡易睡眠検査を行った上で検討させていただきます)
  10. 重度の腎機能障害、肝機能障害*3のある方
  11. 女性ホルモン(ピルなど)を使用されている方で、手術前1ヶ月の休薬ができない方
  12. 当日のお迎えから翌日まで付き添える成人の保護者がいない方
  13. 当院まで1時間以上かかる方
    (※当院近くの宿泊施設にお泊まりになられる方は対応可能です)
  14. 手術後24時間以内に車の運転をしなければならない方
  15. 手術前後 10 日間に家族以外との会食,接待を伴う飲食の付き合いをさけられない方

*1 心疾患…心不全,コントロール不良の不整脈や狭心症,6ヶ月以内に発作や治療を受けた心筋梗塞,ペースメーカー植え込み中の方

*2 頻回な喘息発作…運動時の喘鳴、過去12ヶ月以内に4回以上の喘鳴、夜間の乾性咳嗽のいずれかがある方.全身麻酔は難しいですが,局所麻酔での対応が可能な場合があります.

*3 肝機能障害…肝不全,B型肝炎,C型肝炎,インターフェロン治療中の方

*4 身長とBMIの関係

身長BMI25BMI30
150cm56kg67kg
160cm64kg76kg
170cm72kg86kg
180cm81kg97kg

日帰り手術のメリット,デメリット

入院をして手術を行う施設と,当院が日帰りでやる手術の内容は変わりません.

日帰りで手術を行うメリットは,以下の2点です.

  1. 手術当日に帰宅できるため,社会復帰が早い.
  2. 入院費用が発生しないため,経済的負担が少ない.

コロナ禍では医療関係者がどれだけ注意を払っていても,病院ではクラスターが発生する可能性があります.

そのため入院せず日帰りで手術を行うことは,コロナ感染のリスクを下げることができると考えております.

一方でデメリットとしては,以下の2点です.

  1. 全身の状態によっては,日帰り手術を行えない場合がある.
  2. 帰宅後,出血や痛みに対して自己管理が必要である.

1 については,当院で安全に手術を受けていただけるよう安全基準を厳しく設けております.

2 については,帰宅後の各症状に迅速に対応ができるように体制を整えております.