茨城県の東海病院 貞安令先生が見学にきてくれました.
貞安先生は東京女子医科大学東医療センター耳鼻咽喉科で耳の手術トレーニングをされていた中耳術者ですが,ともに鼻の手術も研鑽を詰んだ仲間で鼻も高い技術をもった先生です.

今回は紹介された患者さんの手術を見学に来てくれました.
東京女子医科大学東医療センター時代から手術は中上,術後は貞安先生という流れで患者さんを紹介していただき短期滞在手術での流れを構築しておりました.

当院の白衣を着こなす貞安先生

効率的な手術を行うために

貞安先生も今後日帰り手術をできるクリニックをつくる構想があり,当院の外来から手術組み,手術当日の流れを見学していただきました.

忙しい外来の中でも,手術を受けていただく人にしっかりとした説明を受けていただき時間のロスを無くすために重要なのは手術のコーディネーターです.
当院では,事務スタッフと看護スタッフの両方がその役割を担っております.

開院当初は流れがうまくいかない部分もありましたが,その度にどこが悪かったかを話し合いを重ねました.

現在は非常にスムーズな形で手術患者さんに手術を受けていただき,術前,手術日,術後とストレスの少ない受診をしていただけているのではないかと思います.

貞安先生も当院のスタッフが手術の際に,手術前準備や患者さんの案内,術後のリカバリー室でのケアを流れるように行っていることに驚いておりました.

『今年の4月に開業したばかりのクリニックとは思えないほど,すべてがスムーズな流れですね.自分達のいた大学病院と比べても遜色なかったです.』とお褒めの言葉もいただきました.

クリニックは医師だけでなりたつ組織ではない

大きな病院に勤めていると,一緒に働いているスタッフ全員の顔が見えにくいです.そのため,医師が自分の功績で患者さんを手術して,治していると考えてしまいがちです.

クリニックでスタッフ全員がみえる状態になると,いかにスタッフに助けられながら自分の力が発揮できる場をつくってもらっているかがわかります.

今後も当院はスタッフ全員で一丸となって,患者さんの治療にあたりたいと思います.

これからも努力して,より良い医療をみなさんに提供できるようにいたします.